ある日の事...。
儂の屋敷に声が響いた。
足軽あお「和泉様ー!和泉様ーーー!!」
柴崎和泉守「おう!あお!なんじゃ!!」
あお「和泉様宛に文をお預かりして参りました」

和泉「なんだ、急ぎの様か?」
あお「はい!ご覧になって下さい!」
和泉「うむ!わかった!では早速!」

は!果たし状!?
和泉「あお、差出人が書いておらぬが...。」
あお「行けば分かります。」
和泉「まぁ、よいか!!この武功一等 柴崎和泉守に挑むとはいい度胸じゃ!!受けてたとう!」
あお「さすが!和泉様!!」
和泉「うむ!儂に挑んだ不運を知れ!行くぞ!」
あお「え、、私もですか?」
和泉「なんだ、嫌なのか?」
あお「い!いえ!行きましょう!さぁさぁ!」
儂はあおと共に『香港飯店』へ!

いったい誰が待っておるのかの...。
不安と期待を胸に店内へ!
謎の刺客「遅い!」
和泉「あ!ひっ!!姫様!!!!」

甲斐姫「待っておったぞ!和泉!」
和泉(あお..........)
あおは、そっと目をそらした。
和泉「それで姫様、儂と何をするおつもりですか?」
姫「早食い対決じゃ!!!!」
和泉「早食い!?恐れながら姫様、早食いや大食いの類で儂に勝つのは厳しいかと」
姫「なぜじゃ!!」
和泉「儂は強いですぞぉ!恐らく行田に敵無しかと!グルメ探索武将としてもその辺りは抜かりございません!やめておいた方がよいかと!」
あお「私も一度はそう申しました...」
姫「嫌じゃ!嫌じゃ!!儂もグルメと言われたい!!」
和泉「はぁ......。」
姫「今回はボリューム満点!角煮ラーメンで勝負じゃ!」

和泉「まぁ姫様がよろしいならいいでしょう!その挑戦お受けいたしましょう!」
姫「よくぞ申した!、あお!審判を致せ!」
あお「はっ!!」
和泉「姫様とて、手は抜きませぬぞ!」
姫「おう!望むところじゃ!!」

そこへ、角煮らーめんが登場!

店員さん「角煮ラーメン3つになりまーす」
あお「ん?3つ?」
姫「折角じゃ!あおも食べろ!」
あお「え!?私もですか!?」

姫「儂や和泉に気を遣わず勝っても良いのだぞ!!」
あお「いや!無理ですよ!お二人に勝つなんて!!」
姫「よーし!!はじめぇ!!」
あお「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

戦いの火ぶたは切られた!
皆、黙々と箸を進める。
まるで飲み物の様に、角煮までも胃に流し込んでゆく儂!
かっこいいな!!

今回の作戦は、儂を見て考えたという、
よく噛まずに食べる戦法でいくという姫様。
儂そんな風にみられてたんだな...。
一口の量が多い姫様!?

あお、ゆっくりとゆっくりと。
なかなか具が減らず...。

-数分後-
和泉「ごちそうさまでした!!!」

姫「!?嘘だろ!?」
あお「早すぎですよ...」
姫「負けたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
和泉「だから申したではないですか。儂には勝てんと」
姫「ぐぬぬぬぬぬ」
和泉「ですが姫様、儂と角煮一本差とは、これ見事!!女子で儂にここまで近づけるものは、そうはおりませぬ」
あお「いつかは追い抜けるかもしれませんね!姫!」
姫「そうだな!また機会を見てリベンジ致す!待っておれ!」
和泉「は...はい」
あお「という訳で!本日の勝負は!和泉様の勝利―!」
和泉「エイカエイカオー!!!!!」

◆店舗情報◆
『香港飯店』
住所:埼玉県行田市11-8
電話番号:048‐555‐2472
営業時間:11時30分~14時30分、17時30分~21時30分、水曜定休日
◆今回のメニュー情報◆
『角煮ラーメン』

大きな角煮が2本ものった、食べ応え十分な逸品。
しょうゆ、みそ、しお等味が選べるのも魅力の1つ!
儂のオススメはしょうゆ!
醤油味のスープと甘い角煮たれが混ざるのが堪らないゾ!
ぜひ!食べてみてくれ!!
和泉