行田には隠れた銘菓がたくさんあるのはご存知ですか?
行田のお菓子はおまかせあれ!!
甲斐姫様の次にお菓子大好き酒巻靱負にございまする。
最近では行田在来青大豆をつかったお菓子や足袋型のお菓子が増えておりますが、
古くから親しまれている行田のご当地和菓子をご紹介いたしまする。
その名も「塩あんびん」
此度はさきたま古墳公園近くにある「金沢製菓」さんをご紹介!!
「塩あんびん」は一見普通の大福ですが、
小豆に加えるのは塩だけというほんのり塩味の大福にございまする。
昔は砂糖が大変貴重なものであったため、貧しい農村では砂糖の代わりに塩だけで味付けした餡を使った大福を作っておりました。
お祝い事などに「塩あんびん」を作り親戚に配ったりもしていたそうでございます。
甘味がない分、より豆の風味が引き立つのですが、大福は甘いものと思って食べてみると・・・・
びっくり!!
・・・まったく甘くない!!!!!
知らずに食べるとその味に衝撃を受けることも・・・・
そのまま食べるのが好き!!
なんて方もいると思いますが
砂糖をちょっとつけて食べるのが行田流。
そこで!「塩あんびん」の新しい食べ方を考えてみましたぞ!!
成田軍の武将をイメージして酒巻が考案!!「天才の働き!!変幻自在の塩あんびん」
まずはこちら!!
①柴崎和泉守風『あつあつ塩あんびん』
揚げる!!
そして砂糖を絡める!!
揚げることで外側のお餅が外はかりっと中はトロッとなり、中のあんも温まってより香ばしい!!
揚げたての塩あんびんに砂糖を絡めるとなお美味にございまする!!
キツネ色になるまで熱々に揚げられた塩あんびん。
絡めた砂糖が時折見せる甘い笑顔・・・!?(こんなとき酒巻は用心しておりますが・・・・)
熱くて癖になる味はまるで圧の強い和泉さんのようですな。
お次は・・・
②正木丹波守風『こんがり塩あんびん』
表面を焼く
七輪やフライパン、トースターなどで表面をこんがり焼き、
それに醤油を絡めてのりを巻く!
白いお餅が漆黒の磯辺餅に大変身!!
好みによっては砂糖醤油でも◎!!
至ってシンプルではありますが
醤油と素材で勝負する、まさに媚びない味が正木の爺様のようだと思いませぬか。
こってり丹波を味わいたいならバター醤油にしてみるのも◎ですぞ!!
そして最後は・・・
③酒巻靱負風『デザート塩あんびん』
出来立ての塩あんびんはやわらかいのですが、時間がたって硬くなってしまったものを温めまする。
温め方は揚げても焼いてもレンジでも大丈夫にございます。
それにイチゴジャムをのせ、お好みで練乳をかけまする。
ほんのり塩味にイチゴの甘酸っぱさが意外と合う!!
まさに奇策が生んだ赤備えレシピ!!
まだまだいろいろな可能性を秘めた「塩あんびん」
皆も自分だけの食べ方を見つけてみてはいかがかな?
是非ひとつお試しあれ!!
靱負
「金沢製菓店」
住所:行田市埼玉5288
TEL : 048(559)1663
営業時間:8:00~19:00(月曜定休)
駐車場あり