今日は、新生忍城おもてなし甲冑隊となって2回目の「1日こども武将」の演舞を行ったのじゃ。
栄えあるこども武将を演じてくれたのは、ミユちゃん8歳、その凛々しいお姿をごらんくだされ。
正木丹波様から刀の手ほどきを受けたミユ助殿は、堂々と石田軍を切って伏せ、成田軍の一員として活躍されたのじゃ。
オー天晴れじゃ、天晴れじゃ。
ところで、皆さん「純喫茶」って知ってますかな。
たぶん、知らないでしょうね。今の時代は、「カフェ」って言ったほうがわかりやすいですかな。
今から少し前は、コーヒーを飲み、ほかに軽食を食べたりする場所のことを、喫茶店といったんじゃ。そして、主にコーヒーを喫するところを、純喫茶といったんじゃ。
純喫茶のなかには、クラシック音楽の名曲を聞かせる名曲喫茶とか、ジャズ音楽を聴かせるジャズ喫茶いうのがあってな、わしもよく行ったものじゃな。
しかし、純喫茶は、その後どんどん閉店となってしまってな。今の時代は純喫茶ではなく、垢抜けた名前の「カフェ」に人気が移ってしまったようじゃな。もう残念でしょうがなかったのじゃ。
前置きはこれくらいにして、しげ爺は行田の街で昔懐かしいレトロな「純喫茶」に出あったのじゃ。
もーびっくりした。
行田市役所の前の通りを挟んで向かい側にあったのじゃ。その名も「フォンティーヌ」といってな、フランス語で「泉」という意味だそうな。お店の外観をみてもレトロ感たっぷりであった。
そこで、しげ爺は、興味津々、中に入ってみることにしたのじゃ。
お店のチーフさんにお話を伺ったところ、昭和47年12月13日に開店したとのことで、今の店構えは39年前に改装したということじゃ。店のインテリアや飾りつけもレトロ感がただよい、昔にタイムスリップしたような感覚であったな。
しげ爺のほんとうに長い間やってこられたのですねとの感想に、チーフさん曰く「ここまで44年間やってこれたのも、みなさんの支えがあったればこそ」とのこと、本当に重い言葉をいただいたものじゃ。これからも、ずうっと頑張っていただきたいものじゃ。
それでは、メニュをご紹介しようかの。まず、純喫茶というのだから、コーヒーじゃな。
シンプルでどこかエレガントな趣のあるコーヒーカップに、いっぱいに注がれたコーヒーはうれしいものじゃった。
コーヒーをいただきながら、チーフさんやお店の方の気さくな人柄に接することができたこと、また来店されていたお客さんを交えてのお話など、楽しい時間を送ることができたものじゃ。
それに、料理も美味しいものばかりであったな。
例えば、「野菜たっぷり冷やし中華」
麺の上にトッピングされた焼きナスには思わず「うまい」といってしまったものじゃ。
次は、「冷汁定食」
絶妙なみそ仕立てのたれと野菜がコラボした汁にまぜて、氷で冷やされた冷麦をいただくのだが、暑い夏にはうってつけのものじゃった。
ほかに「ピリ辛スパゲッティー」も、たっぷりのトマトとその酸味がこれまたコラボして美味しかったな。
どの料理も野菜がたっぷりで、これは自家製で畑でとれた新鮮なものを出しているとのことじゃった。
また、どの料理にも付け合せのお皿が必ずついてくるのじゃ。その中にカボチャの煮物があるのじゃが、これがまたホクホクとしていて、まことに美味しい。
どの料理も美味しく、お腹が本当にいっぱいになったものじゃ。
みなさんも行田のレトロなお店「純喫茶 フォンティーヌ」にいってみてはいかがかな。
しげ爺