足軽のあおでございます。
朝晩は冷える事が多くなって参りましたね。
体調など崩されてはおりませぬか?
これからの時期油断は禁物。
上着を羽織るなど、服装にもお気をつけ下さいませ!
服装と言えば、我々もついに衣替えいたしますよ!
16日の午後より甲冑を身にまといまする!!
鎧を着ていると「それどうやって着るんですか?」
「重たくないですか?」と聞かれる事が多々ございます。
今回はそんな疑問にお答えするべく「足軽鎧の着方」を簡単にご説明いたしまする!
頭を守る【陣笠(じんがさ)】をつけた状態からご覧下され!!
①籠手(こて)をつける
肩・腕・手甲を守る籠手は一般的に左からつけまする。
これは【いつ何時敵に襲われても、すぐに右手で応戦できる状態にしておく】為。
刀を抜いたり、弓を射る際は右手を使うからでございます。
腕を通したら籠手の先に輪っかがあるので、親指と中指に引っかけて下され!
そして矢印(脇の下)のあたりで紐を結び固定します。
続いて右手。
こちらも左手と同様に矢印の所で結びます。
胸の前で籠手が重なっているのが見えるでしょうか?
こうする事によって心臓部分への衝撃を和らげる効果を担っていたと言われております。
②脛当てをつける
脛当ては言わずもがな、脛や膝を守るもの。
どちらからつけても構いませんが、わたくしは必ず左足からつけまする。
ただのポリシーでございまする。
イメージとしては足に巻きつける感じ。
あっ!わたくしが指差している部分にご注目下さいませ。
この部分のみ革でできておりまする。
これは乗馬する際に馬の体を傷つけてしまわないようにする為。
籠手と脛当てをつけるとこんな姿に。
ここからさらに重装備になりまする。
③鎧を着る
こちらは【二枚胴】と呼ばれる鎧。
名前の由来は開いた際に二枚に分かれる事から。
重さは約5~7kgほど。
着る際は後ろ胴を肩にかけ、左肩についているこの部分を前胴と固定します。
右も同様に。
その後、右サイドを紐で止めます。
最後に矢印の部分に胴締めをして完成です!!
いかがでございますか?
足軽の標準装備はこのようになっておりまする。
武将様の鎧になりますと装備品も増え、総重量は約20~30kgほどに。
戦場で身を守るためにはこれだけの装備が必要でございました。
郷土博物館内で開催中の「よろいをきよう」では
実際に武将様の鎧を着る事ができまする!
鎧の着方は足軽のものとほぼ同じ。
このブログで予習した後、ぜひとも体験してみて下され~♪
▼日時
10月16日・23日・30日
11月3日・6日・20日・23日(日曜・祝日)
▼開催時間
午後1時~4時(会場12時30分 / 受付終了3時30分)
▼費用
無料(入館者のみ)
いつか【足軽のよろい着付け体験】なんてイベントも開催してみとうございまする…♪
足軽 あお