ソファーに座って「ろくろ」を回すポーズ。
IT企業風な、酒巻靱負にございまする。
IT企業ではありませぬが、行田の老舗足袋屋さんが奮闘するお話を
皆様は知っておりますかな?
それが、忍書房さんで先日購入した本『陸王』。
恥ずかしながら池井戸潤先生の本を読むのは初めてだった靱負ですが、
先生の作品が沢山の人々に読まれている理由が分かりました。
弱き者が強き者に立ち向かう姿、利害にとらわれず人を信じる心、
失敗を繰り返しながら人が成長していく様。
そういった人間模様が随所に散りばめられた先生の本に、
読者は知らず知らず自分の人生を重ね合わせてしまうのでしょう。
『陸王』を読んだ和泉さんも、号泣しておりました(笑)
また、『陸王』には足袋の新たな可能性についても書かれておりまする。
※『陸王』に登場する新たな足袋については、実際に『陸王』を読んでお楽しみ下され。
江戸後期から昭和初期まで盛んであった行田の足袋産業も、
和服から洋服への転換に伴い、一時期のような需要は無くなってしまいました。
しかし、時代の変化に合わせ、現代の足袋は進化をしておりますぞ!
柄足袋
成田家の足軽蓮ちゃん&あおちゃんが持っているのは
『創作足袋 千代の松』さんの柄足袋。
洋装にも合わせられるカジュアルな柄の足袋を作る事で、
現代の若者たちから新しいファッションとして認知され始めておりまする。
また、行田市内のお祭りでは足袋を使ったこんな催しも。
ぎょうだ足袋コレ
※写真は2015年のポスターです。
“ぎょうだ足袋コレ”とは『ぎょうだ夢まつり』のイベントのひとつ。
参加者はオリジナル足袋を履き、その足袋とコーディネートした服装でコンテストに出場します。
エントリー方法、イベント詳細についてはこちら
【期日及び会場】
<期日>
平成28年11月23日(水・祝)午前11時~12時頃を予定
<会場>
行田市産業文化会館前特設ステージ(ぎょうだ夢まつりイベントステージ)
【エントリー締切】
平成28年9月1日(木)~10月3日(月)
さらに、行田市郷土博物館では足袋にまつわるこんな企画も。
足袋検定
以前、靱負も受検させて頂いた足袋検定。
足袋に親しみを持って貰おうと始まったこの企画ですが、
好評につき9月いっぱいまで受検が可能となりました。
行田市郷土博物館にお越しの際は、ぜひ受検してみて下され。
『生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。』
かの有名なダーウィンの言葉が心に染みる、今日の靱負でございました。
by靱負