夏休みも残りわずか。
厳しい残暑が行田市にもやってまいりました。
暑さに負けないように日々鍛錬を欠かさない足軽の蓮(れん)にございます。
梅雨が明けたと思ったら台風が・・・
皆様、台風の影響は大丈夫でしたでしょうか?
「いざというときのために備えあれば憂いなし!!」
・・・と、和泉様が稽古をつけてくださることもあるのですが・・・
時には心が折れそうになるほどの厳しい稽古も・・・
和泉様「まだまだぁ!!!こんなことでは戦えぬぞぉ!!」
蓮「はいっ!!・・・ぐっ・・・・」
そんな厳しい稽古のあとには花を眺めて癒されていることもあります。
行田市では四季折々の花が咲き、街の自然に色をそえてくれます。
4月には桜
6月中旬から8月半ばにかけては古代蓮
そして暑さの厳しい8月は・・・
水城公園の「あおいの池」にはホテイアオイが咲き乱れ
水面を青い花が埋め尽くします。
姫「ホテイアオイの葉は丸っぽく、水に浮かぶ浮袋のようじゃな。
群れをなして美しくたくさん咲いておるがほんと名前も形も変わっている花じゃのう」
靭負様「姫、ホテイアオイのこの丸い形の葉は『七福神の布袋様の膨らんだおなか』に似ていることから
「ホテイアオイ(布袋のような形をしたアオイ)」と呼ばれるようになったのですよ。
縁起の良い花のようですが実はこの花、別名「青い悪魔」と言うのです。」
姫「青い悪魔?」
靭負様「ホテイアオイは外来種で日本には明治時代に持ち込まれた水草で
水面に浮かんで生育し葉は水面から立ち上がり群生するため水上輸送や漁業に影響を及ぼすことからそう呼ばれているのです。
世界の侵略的外来種ワースト100にも入っている花なのですよ。」
姫「そんな縁起の悪い花が我が忍の地に咲き乱れるのか!?」
靭負様「しかし・・・・ホテ・・」
蓮「姫!!ホテイアオイは縁起の悪い花ではございません!!」
靱負様「蓮ちゃん・・・それは私のメガ・・」
蓮「たしかに水上でのお仕事をされる方には群れを成すこの花は悪魔と思われてしまうかもしれません」
蓮「しかし!!このホテイアオイは仲良しの花なんです!!
水の中に根をはり、その根と根が支えあって繋がっていき群れを成していくのです。
まるで花同士が手をつないでいるかのようでございます。
中にはその根に支えられて全長150cmにもなる花もあるんですよ。」
姫「なるほど。決して悪い花ではないようじゃな。」
蓮「ちなみに花言葉は、『揺れる心』『揺れる想い』『恋の楽しみ』『移りやすい恋の悲しみ』
なので想いを寄せる方には贈ってはいけませんよ。靱負様!(ニヤリ)」
姫「よし!!いまからあおいの池にホテイアオイを見に行くぞ!!」
水城公園に行ってみると・・・
姫「まだ咲いておらぬではないか!!」
蓮「ホテイアオイは繁殖力の高い花にございます。8月から9月にかけて池を埋め尽くすほど咲いて
きっと今年も絶景をみせてくれますよ」
姫「そうじゃな。これからの時期に水城公園を訪れる楽しみが増えるのぅ」
ホテイアオイは暑い季節の花でございます。
行田に訪れた際は水城公園に足を伸ばしてホテイアオイの花も愛でていただけたらと思います。
水城公園は忍城址からもほど近いので忍城にお越しの際はぜひ!!
忍城址ではホテイアオイのように
結束力の強くたくましい成田軍がお待ちいたしております!!
足軽 蓮(れん)